2026.03.14 その他 代表ブログ その他

JR東日本などが値上げ

JR東日本西武鉄道運賃の値上げエネルギー価格上昇鉄道会社

2025年3月14日(土)、JR東日本や西武鉄道などが運賃の値上げを実施しました。

インフレで人件費、整備・補修などのメンテナンス費用などの高騰が根底にあり、1987年の民営化以降では消費税増税などを除き初めて、西武鉄道は24年ぶりの実施です。

 

JR東日本では全エリアを対象として、山手線などの初乗り運賃は切符で150円から160円に、また乗車券だけでなく定期券も値上げ対象です。JR東日本・西武鉄道の他にはつくばエクスプレス(首都圏新都市鉄道)も値上げをしました。

 

その他西日本鉄道も4月に29年ぶりとなる値上げを予定しています。

相次ぐ値上げの背景にあるのはインフレです。エネルギー価格の上昇による経費の増加、資材価格の高騰が大きいようです。各社、IT技術を取り入れて省人化を進めてきましたが、限界に達しました。

 

JR東日本の値上げにより、各私鉄との競争環境が変わります。

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品川〜横浜の場合、JR東日本で交通系ICカード利用時は303円から341円に上がります。価格据え置きの京浜急行電鉄は313円で運賃が逆転します。

 

新宿〜八王子駅の場合、JR東日本で交通系ICカード利用時は492円から616円に上がります。価格据え置きの京王電鉄は409円で価格差が200円超となります。

 

東京〜新宿の場合、JR東日本で交通系ICカード利用時は209円から253円に上がり、価格据え置きの東京メトロは209円でちょっとした差が生じます。特に山手線圏内の運賃は他地域と比べて「すごく上がったなぁ」と感じることが増えるかもしれません。これは「電車特定区間・山手線内」を変更するという事情があります。

 

「『電車特定区間・山手線内』の運賃区分を『幹線』に統合」するというのです。

 

電車特定区間・山手線内の運賃は、旧国鉄時代の運行形態や、他の鉄道事業者との競合状況を踏まえて設定されたもので、割安な運賃が設定されていました。当時の運賃水準のまま約40年が経過しており、その間に他の鉄道事業者の運賃改定や物価高の影響などもあり、現在は運賃区分を分けて設定した意味合いが薄れているとしているのです。

 

加えて、これらのエリアにおいては、安全性等の向上のための設備投資を重点的に実施していることもあり、今後も継続して設備投資が必要なエリアであることから見直しが行なわれ、「幹線」という区分に統合されることとなりました。そのため、電車特定区間・山手線内の運賃改定幅は他よりも大きくなります。

 

ここ1〜2か月くらいの間に、「停電などで電車が途中で動かなくなった」などのトラブルを耳にすることが多くなりました。今後はそのようなトラブルへの対策にも重点を置くと思われます。

 

その他「山手線内均一定期券」は、幹線への統合や利用状況を鑑み、販売終了となりました。

また、電車特定区間・山手線内と同様の理由で通常の運賃よりも安価に設定されていた「特定区間(東京地区)」も、一部区間を除き廃止となり、幹線の運賃が適用されます。引き続き設定する特定区間についても運賃改定がありました。

 

JR東日本での東京〜新宿の運賃改定の歴史は以下の通りです。

 

国鉄民営化当時 180円

消費税導入時 190円

先日まで 210円

2026年3月14日から 260円

 

国鉄が民営化されてJRになった1987年当時は交通系ICカードはありませんでしたので、上記は切符での運賃になります。この推移を見ると、今回は都心部では大幅な運賃値上げとなったように感じます。

 

但し、鉄道の運賃制度は国が審査して認可する仕組みなので、少なくとも今後5年程度はJR東日本の値上げは無いと思います。運賃の上限はコストに一定の利潤を加えて決める「総括原価方式」という仕組みで定め、運賃による総収入は「適正な原価と適正な利潤を加えた額」を上回ってはいけない決まりとなっているからです。鉄道異界にも、電気やガス、水道なども同様の方式をとり、事実上赤字とならない限りは値上げとはなりません。

 

ただ、これは鉄道会社などからは不満の声も上がっています。サービス向上や効率化などで経営努力を重ねて利益を積み重ねても、逆に値上げは遠のくことになるからです。

 

鉄道会社と消費者とのバランスを、今後もうまくとってもらいたいと思います。

古田 晋一
この記事を書いた⼈

株式会社アドワン・ホーム 代表取締役
古田 晋一

宅地建物取引士、公認 不動産コンサルティングマスター、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®︎認定者

新卒で入社した総合不動産賃貸業者にて賃貸仲介・管理業務等に従事したのち、住友林業ホームサービス株式会社にて不動産売買仲介を経験。
営業時代に最優秀個人売上賞(全社1位)をはじめとして住友林業グループ表彰(年間全社3位以内)を複数回に渡り受賞。店長・支店長時代には店舗損益予算達成率 全社1位、営業部長時代には部門損益予算達成率 全社1位を獲得するなど、各ステージで特別表彰を受賞。

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