2024年4月からドライバーの時間外労働の上限を規制が適用され、トラック、バス、タクシーなどドライバーの労働時間が厳しく制限されるようになりました。ドライバーの労働条件が改善される点は良いのですが、物流や人流の滞りが懸念されており、以前「2024年問題」として私のブログでも取り上げたことがあります。1人あたりの労働時間が減るので、ドライバーの人数を増やさないと労働力が不足する訳です。
現在、甲子園球場(兵庫県)で開催中の夏の高校野球(全国高等学校野球選手権大会)にも大きな影響が出ているようです。
球児が甲子園球場に出場するとなると、ベンチ入り出来なかった残りの野球部員・吹奏楽部・応援団・チアだけでなく、他の同級生や父兄・OBなども応援に駆けつけます。多くの学校では貸し切りの大型バスを10台、20台、30台と使ったり、ツアーを企画して甲子園球場に乗り込みます。しかし、ドライバー不足で、地区予選を勝ち抜けてからのバスの手配が難しくなってきているようです。今年は母校が出場していることもあり、気になるところです。
勝つか負けるか分からない勝負の世界なので、地区代表に決まる前のバス予約ではバス会社も予約を受けにくいのが現状です。更にバス代も高騰していることも学校側としては負担が増えます。
これは野球だけの問題ではありません。サッカーなどの他のスポーツはもちろん、吹奏楽・コーラスなどの文化部でも言えることで、実際に学校からの依頼をバス会社が「予約が全て埋まっています」と断ることもあるようです。また、バスの台数の十分量が確保が出来ないので、2班や3班に分かれて現地入りするなどと工夫して乗り切るケースも出てきています。
全国大会出場が決まるとこのように混乱が生じることもあるのですが、強豪校の中にはビックリするような体制を整える学校もあります。今夏の甲子園球場に出場している中高一貫校の青森山田高等学校(青森県)は、学校で8台の大型バスを所有しており、更にマイクロバスや選手の道具・荷物を運ぶトラックもリース契約しています。
同校の教職員の一部では大型バスの運転免許を取得しており、専属ドライバーと交代して遠征する場合もあります。同校は野球部だけでなく、サッカー部は全国大会で毎年のように優勝争いをする超強豪校です。他の部活動でも駅伝(陸上競技部)やバドミントンなども全国レベルですから、応援も競技環境の一つとしてサポートしているのでしょう。
バスが不足しているからという訳ではありませんが、東京都港区の区立中学校では2024年度から修学旅行が海外旅行になりました。家庭の負担は約7万円で従来の国内旅行とほぼ変わらずで、1人あたり約50万円は港区が負担します。港区の子育て世代を対象にした調査では約93%の保護者が海外留学を経験させたいとの調査結果を踏まえたもので、異国の多様性などを若いうちに体感してもらうことが主な狙いです。
これまでの国内の修学旅行ではバス移動がメインの手段となりましたが、海外旅行となると空港へ行く時にバスを利用しても短時間で済みますから、バスの手配もしやすいかもしれません。
株式会社アドワン・ホーム 代表取締役
古田 晋一
宅地建物取引士、公認 不動産コンサルティングマスター、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®︎認定者
新卒で入社した総合不動産賃貸業者にて賃貸仲介・管理業務等に従事したのち、住友林業ホームサービス株式会社にて不動産売買仲介を経験。
営業時代に最優秀個人売上賞(全社1位)をはじめとして住友林業グループ表彰(年間全社3位以内)を複数回に渡り受賞。店長・支店長時代には店舗損益予算達成率 全社1位、営業部長時代には部門損益予算達成率 全社1位を獲得するなど、各ステージで特別表彰を受賞。
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