新手のマルウェアが猛威をふるっています。マルウェアに関しては過去にこのブログで書いたことがあるのですが、どんどん新手が出てきます。新手が出ては対策が広がり、そして次の新手が出てはその対策が広がります。このような感じで常に「イタチごっこ」の様相になっています。
今回は新手のマルウェアについて書きたいと思います。
マルウェアとは悪意あるプログラムなのですが、最近の流行りのマルウェア感染手口としては、偽のウェブサイトで「あなたは人間ですか?」との問いに、「人間だから」とばかりに指示通りに操作すれば感染し、情報を抜き取られるのです。日本国内では半年で9倍に増えたとの調査もあります。
この新たな手口は「click fix(クリックフィックス)」と呼ばれ、偽のウェブサイトを訪れたユーザーに自動プログラム「ボット」かどうかの確認画面を表示し、人間であることを示すチェック作業に見せかけて感染させる手口です。ウェブアンケートなどで、人間であることを示すチェック作業を見かけたことがあります。
このようなチェック作業を行ってしまい、被害者は気付かないうちに自らの手でマルウェアを招き入れることになるのです。そのためセキュリティソフトでは感染を防げないことが多く、サイト閲覧者が自身で注意するしかないのが現状です。
海外のあるセキュリティ企業の調査では2024年12月〜2025年5月の半年間の日本での検知件数は、半年前(2024年6月〜11月)と比べて約9倍に、世界全体では約6倍に増えていました。
click fixで感染するマルウェアの種類は多様で、感染すればIDやパスワードが流出し不正アクセスに悪用される恐れがあります。click fixは2024年3月頃から広がっており、半年後には米グーグルや米メタなどの大手サービスを装う手口も見られるようになりました。X(旧ツイッター)の投資情報の投稿に、偽サイトへのリンクを貼るなどの手口もあるようです。
企業経営者やセキュリティ部門の管理者などは「新手のサイバー攻撃の手口を周知して、理解出来ない画面の指示には従わない」「届いたメール内に貼られたリンクのURLを開かず、googleなどの検索サイトからURLを探してそのURLを開く」という教育が効果的な防御となりそうです。
私自身も気を付けていますが、弊社社員にも再度徹底しておく必要があると再認識しました。パソコンやスマートフォンは生活や仕事に欠かせないツールとなっています。それだけに皆様もくれぐれもご注意下さい。

株式会社アドワン・ホーム 代表取締役
古田 晋一
宅地建物取引士、公認 不動産コンサルティングマスター、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®︎認定者
新卒で入社した総合不動産賃貸業者にて賃貸仲介・管理業務等に従事したのち、住友林業ホームサービス株式会社にて不動産売買仲介を経験。
営業時代に最優秀個人売上賞(全社1位)をはじめとして住友林業グループ表彰(年間全社3位以内)を複数回に渡り受賞。店長・支店長時代には店舗損益予算達成率 全社1位、営業部長時代には部門損益予算達成率 全社1位を獲得するなど、各ステージで特別表彰を受賞。
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