今後はクレジットカードで改札を通過出来る鉄道やバスが増えていきそうです。クレジットカードが使えると私達の日々の移動だけでなく、増加する訪日外国人客が移動する際にも利便性が高まりそうです。
SUICAやPASMOなどの交通系ICカードと比べて、タッチの際の読み取りに少し時間がかかる点も改善されてきました。東急電鉄が昨夏より実験的に導入しており、東京メトロも近々実験を予定しています。2025年の大阪・関西万博に向けて阪急電鉄も対応予定です。
三井住友カードが独自の公共交通向け決済プラットフォームを用いて、JCBやVISA(米国)などと組んで進めており、クレジットカードをかざすと改札を通過出来ます。交通事業者はクレジットカード会社に手数料を支払うことになりますが、負担してでもメリットは高いのです。
それは訪日外国人客は数日間の日本滞在中に交通系ICカードを使い、母国に帰国する前にICカードを返却する外国人が多いようで、その度に1枚500円超のコストがかかるICカードをが破棄されているからです。日本で住み続ける人ならばICカードを作ると長く使い続ける人が多いですが、訪日外国人客は母国に帰ると不要になりますから当然かもしれません。
交通事業者は新たなサービスも模索中で、定期券の代替利用でクレジットカードを使うのです。一定回数を超えると通常運賃から割り引くことにより定期券の代替が可能になります。そうなると利用者は定期券を購入するのに窓口に並ばなくて良くなりますし、交通事業者の人件費なども削減出来ます。
とはいえ交通系ICカードも日本国内にはかなり普及しており、ICカードのサービスを強化する交通事業者もあります。近畿日本鉄道(近鉄)では、ICカードのICOCA(イコカ)で利用登録をした上で月に11回以上利用すると、2月から利用総額の10%分のポイントが付きます。京浜急行電鉄では4月5日から京急サイトかアプリから事前登録したPASMOで京急に乗ると、京急プレミアムポイントがもらえます。
カード利用とは異なりますが、小田急電鉄は約2年前から小児用ICカード利用時のこども運賃を、一律で50円にして話題となりました。新宿駅から小田原駅に行くのも小田急電鉄を利用すれば50円で行けます。
色々な交通事業者がサービスを強化して利便性を高めて、沿線への誘致にチカラを入れています。
株式会社アドワン・ホーム 代表取締役
古田 晋一
宅地建物取引士、公認 不動産コンサルティングマスター、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP®︎認定者
新卒で入社した総合不動産賃貸業者にて賃貸仲介・管理業務等に従事したのち、住友林業ホームサービス株式会社にて不動産売買仲介を経験。
営業時代に最優秀個人売上賞(全社1位)をはじめとして住友林業グループ表彰(年間全社3位以内)を複数回に渡り受賞。店長・支店長時代には店舗損益予算達成率 全社1位、営業部長時代には部門損益予算達成率 全社1位を獲得するなど、各ステージで特別表彰を受賞。
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