観光都市ランキング

近年は新型コロナウイルスのワクチンや治療薬などが世界的に広がりを見せて、2023年は旅行をする人が世界的に増えました。弊社がある六本木や銀座、新宿、渋谷などでも外国人観光客と思われる人達が、飲食やショッピングを楽しんでいる姿を見ることが増えました。
 

2023年の日本は、コロナ前である2019年の訪日観光客数には届いていませんが、消費金額ベースでは2019年を超えるまでに回復しました。宿泊施設や飲食代などのサービス価格が上昇したことが大きな要因です。

 

英国の調査会社であるユーロモニターインターナショナルが発表した世界の観光都市ランキングで東京が4位に入りました。このランキングは、世界の100都市を観光に関する6つの主要分野（経済・ビジネスの実績、観光パフォーマンス、観光政策と魅力度、観光インフラ、衛生・安全、持続可能性）を計55の指標を用いて比較し、観光都市としての魅力を総合評価してランキングしたものです。

 

2023年に世界で最も魅力的な観光都市であると評価されたのは、2021年と2022年に続き3年連続でパリとなりました。パリは昨年に一部の議員団が、エッフェル塔で撮った写真やパリで食べたグルメの写真をSNSにアップして炎上したのも記憶に新しいです。やはり人気があるのでしょうね。

東京は前年の20位から4位に急上昇。国内の都市では大阪も前年の42位から16位に大きく順位を上げ、京都が27位、札幌が58位、福岡が61位と続きました。アジアの20位以内のランキング上位都市では11位にシンガポール、14位にソウル、17位に香港が入りました。

 

2023年観光都市ランキングのベスト5は下記の都市です。

1位　パリ（フランス）

2位　ドバイ（アラブ首長国連邦）

3位　マドリード（スペイン）

4位　東京

5位　アムステルダム（オランダ）

 

2月1日には豊洲に観光施設の千客万来がオープンしたと報道されていました。築地の来訪者も8割位が外国人観光客と見る向きもあり、1杯が6800円の丼めし、1本が3000円の串焼きなど、高額グルメも人気があるようです。

 

その1本3000円の和牛串焼きを提供するのは外食大手のワタミで、テスト販売の時は3時間で100本位売れたようです。3〜4人の家族連れで串焼きを食べ歩くと、1万円札が瞬時に飛んでいってしまう価格ですが、為替が円安に振れていることもあり、ワタミの渡邉美樹会長兼社長も「（外国人観光客には）高くてもいいモノを提供することが大事」と強気価格で仕掛けています。それでも外国人観光客には高く感じないどころか適正価格に映るようです。